-- 古代アナサジフルート --

アナサジフルートの吹き方、運指 3

北米先住民族の遺産。1400年前の古代の音色が現代によみがえる。
アナサジフルートの上から5番目までの指穴を押さえることができれば、ちょっとした曲なら演奏できます。

上から5番目の指穴も押さえる

アナサジフルートの上3つの指穴は左手で押さえます。下3つの指穴のうち上2つ―いちばん上から数えて4番目と5番目の指穴―は右手人差指と中指で押さえます。アナサジフルートは大型の笛なので、そろそろ指穴を押さえることが難しいかもしれません。身体をよじったり、いっそ指穴を指の関節と関節の間で押さえたりして乗りきります。

音階は上からミレドラソになります。前回せっかく覚えたソ#はもう使いません。これで五音階の音がぜんぶそろいました。ちょっとした曲なら演奏することができます。
» 上からミレドラソ

例題(アメイジング・グレイス)

1. ソドーミレドミー レドーラーソー
2. ソドーミレドミー レーミソー
3. ミソーミレドミー レドーラーソー
4. ソドーミレドミー レードー

» こんなふうに吹いてみました

一つ一つの音の形をきれいに、気をつけて。長く伸ばす音にはビブラートをかけてみましょう。

装飾音について

演奏の中にヒャラッと入る装飾音は、今指穴を押さえている指…のうちいちばん下の指をパタッとすばやく開けて閉じます。
» 指穴を押さえている指のうち、いちばん下の指をパタパタとさせる

装飾音については次回に詳しく説明します。

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