-- 古代アナサジフルート --

アナサジフルートの吹き方、運指 2

北米先住民族の遺産。1400年前の古代の音色が現代によみがえる。
アナサジフルートの左手の運指を覚えました。続けて右手も少しずつ覚えましょう。

上から4番目の指穴も押さえる

アナサジフルートの上3つの指穴は左手で押さえます。下3つの指穴は右手で押さえます。とりあえず下3つのいちばん上の指穴―いちばん上から数えて4番目の指穴―を右手人差指で押さえてください。
音階は上からミレドラソ#になります。
» 上からミレドラソ#

ソ#はなんだか暗い憂鬱な雰囲気の音です。この音は実はほとんど使いません。運指の練習として今だけ使います。

例題

1. ラードソ#ー
2. ラードレー
3. ラソ#ーレミーレー
4. ドーラー

» こんなふうに吹いてみました。

前回に説明したとおり、音の強弱に気をくばってください。いきなりマックスでプーッと吹きはじめてプツッと終わるのではなくて、一つ一つの音の形をきれいに出すように気をつけること。ぜんぜん違って聞こえます。

高いオクターブの出し方

3.の頭の「ラソ#」は2オクターブ目の高い音です。これは運指はそのまま、勢いよく吹いて鳴らします。唇をぎゅっと締めて少しだけ強めに吹くと細い鋭い息になります。ホースの先を指でつぶすと勢いよく水が飛び出るのと同じです。

ビブラートのやり方

長く伸ばす音は、途中からピーー~~~とビブラートをかけて音をゆらすといい感じになります。

笛は息を強く吹くと大きな音がしますし、弱く吹くと小さい音になります。息を「強く弱く強く弱く…」と交互に繰りかえすと、音がゆれてビブラートになります。ゆっくりあるいは速く、大げさにしたり控えめにしたり、いろいろやってみてください。

いまひとつ要領がつかめない場合は、笛を吹きながら「うっふっふっふっ」と笑うとビブラートができます。(ただそれではちょっと強すぎる、もっとジェントリーにします。)

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