低い音ほどそっと吹くべし
インディアンフルートにかぎらずどんな笛でも、低い音ほどそっと吹かないと裏返ってキーキー鳴ります。低い音が出ない場合の原因はほとんど決まっています。
- どこかの指穴にすき間がある。ぜんぶの指穴をきちんとふさいでいない。
- 息が強すぎる。特にインディアンフルートは音が小さいので、他の笛に比べてそっと吹かないといけません。
ところが「どうしても裏返るんですけど…」という相談があって、いろいろ調べてみるとどうも、タンギングが原因らしい。
どうしてもだめならタンギングをやめてみる
笛を吹くときに「トゥー、トゥー、トトト」と舌先で勢いをつけて吹くことを西洋の音楽用語で「タンギング」と言います。タンギングすると一つひとつの音がカッチリします。西洋のリコーダーやコンサートフルートではタンギングは習得必須です。
ところがインディアンフルート(の特に低音管)でタンギングすると、音が裏返ることがわかりました。ってもすすすっとやさしくタンギングすれば問題ないのですが。ターンとするどくタンギングすると強すぎて音が裏返ります。
インディアンフルートではタンギングは習得必須ではありません。
西洋の笛のようにカッチリした音が好きなら練習するし、そうでなければ気にしなくてもいいでしょう。