-- ホピの笛 --

ホピの笛 概要

» ホピの笛を吹いてみた

北米で最も古い部族に伝わる笛

ホピの笛は北米インディアンのホピ族に伝わっていた笛です。
見てのとおり巷のインディアンフルートとは全く違う、アナサジ遺跡から出土した古代フルートにそっくりの形状をしています。ホピ族は自らを北米インディアンの中でも最も古い部族だと称していて、このようなアナサジ文化のフルートを継承していることも、その根拠の一つかもしれません。

ホピの笛は、ただの木管に指穴を開けただけの原始的な笛です。尺八やケーナのように管の縁を吹いて鳴らします。音を出すのはかなり難しいです。

ホピの笛は1900年ごろまで、ホピ族のトウモロコシ祭のときに演奏されていたそうです。今でも現役で演奏されているという話を耳に挟んだのですが…YouTubeを探しても資料を見つけることができませんでした。むしろ『ホピの笛の演奏』と称してふつうのインディアンフルートを演奏している動画がいくつも投函されていましたから。もうホピ族も忘れてしまったのかもしれませんね。

吹き方は古代アナサジフルートと同じ

ホピの笛は古代アナサジフルートの直系の子孫です。長い年月の間に指穴が一つ退化して消えてしまいましたが、基本的な演奏方法は古代アナサジフルートとまったく同じです。ですからホピの笛の吹き方については、古代アナサジフルートの吹き方を参考にしてください。

ここでは音階と運指を説明するだけにとどめます

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