母から教わった歌
「シラカバ林、ビーバーの住処、オオシカの群れさまよう、緑濃い水のほとり…」
今は遠くにある故郷を想い、いつか帰るという決意をうたった歌。
母から教わった歌、というのはタイトルではなくて本当に私が母から教わったという意味で。小学生のころだったか、母が帰宅するなり「てっちゃんインディアンの歌を教えてやる」と有無を言わさず覚えさせられた歌です。「なぜ突然にインディアン」と頭上に??を浮かべながら暗唱したのを子どもながらに覚えています。
私が知っている中で一番インディアンらしい歌、つまり「日本人がイメージするインディアンの歌」に聞こえます。これ本当にネイティブ・アメリカインディアンの歌なんでしょうか、日本人が作曲したんじゃないかと疑っています。たとえば地元の演劇の劇中歌を母が聞いて覚えて帰った、という状況がしっくりきます。
今となってはほんとうはわかりません。
簡単な曲ので覚えるのは楽だと思いますが。同じ音がつづくので装飾音を入れる、強く息を吹きこんで音をひずませる、ビブラートをかけるなどして飽きさせないように演奏します。